インバウンドマーケティングの重要性が高まってきている中、多くの企業がWEBマーケティングに取り組んでいます。
LP(ランディングページ)を用意し、WEB広告からのリード獲得を狙ったり、製品ページ内にコンテンツを用意し、問い合わせを獲得するなど一口にWEBマーケティングといってもその手法は様々です。
ただ手法は異なっていてもWEBマーケティング施策に共通することは”ユーザーが入力フォームに必要情報を入力し送信する”というアクションが発生することです。
今回はユーザーの入力負担を軽減するEFOについてご紹介致します。
EFOとは?
エントリーフォームオプティマイザーの略、
WEBフォーム上における入力作業の効率化や手間を軽減・最適化を行うツールを指します。
なぜコンバージョン改善においてなぜEFOが重要なのか
WEBマーケティングの改善点として
・サイトへの流入数を増やす
・コンテンツを改善する
ということも考えられます。
しかしながら効果が発揮されるまで時間を要します。
費用を更にかけなければならない、改善したコンテンツのデータ分析やABテストなど効果検証に時間がかかるといったリスクや手間が発生してしまうためです。
そもそもWEB広告やコンテンツはコンバージョン獲得を行うための撒き餌です。
前述の2つの施策のようにより大きく撒き餌を行い、少しでも多くの獲物が寄り付いてくる機会を創出することも大切ではあります。
しかしながらより多くの獲物を呼ぶよりもまずは今寄り付いている獲物を確実にコンバージョンさせるほうが大きな効果が得られます。
フォーム入力作業からの離脱率は思っているよりも高い
実はWEBサイトに訪れたユーザーのうち
・およそ半分が訪問したページで離脱している
・そしてその中でも熱量のあるユーザーがフォームにたどり着いても更に半数が離脱している
というデータがあります。
入力フォームまで到達するユーザーはアクションを起こす熱量の高いユーザーです。
しかしフォームの入力が煩わしいためにせっかく途中まで入力してもフォームから離れてしまう=離脱してしまうのです。
このような入力フォームからの離脱率を低下させ、コンバージョン数向上に貢献するのがEFOなのです。
たとえ流入数が少なかったとしても、今流入してきている訪問者がコンバージョンする確率を高めることができれば流入数を増やさずとも問い合わせや資料請求といったアクション結果を倍増させることが可能となります。
具体的なEFOテクニック
入力項目を少なくする
少しでも多くの情報が欲しいからといって入力項目を多くしていませんか?
項目数が多いとユーザーも大きな負担を感じてしまいます。
項目数は会社名や電話番号、Eメールアドレスなど必要最低限のものだけを用意するような設計を実施しましょう。
サジェスト表示における補助表示を行う
検索エンジンなどで検索ワードを入力し終わる前に近似のワードを提案してくれる機能です。
メールアドレスなど比較的入力ワード数が多い項目だといちいち入力するのも手間になります。
サジェストで入力したいワードを呼び起こすことができればユーザーの負担を軽減することが可能です。
半角・全角を自動で変換する
「フリガナ」は全角なのに「電話番号」は半角、と項目によって指定が異なると都度変換作業が発生してしまいます。
また全角・半角の入力ミスしたまま送信するとエラーが返され再度入力しなければならなくなると離脱が起きる原因にもなります。
ですので予め「フォーム上で入力された情報は半角に自動変換する、全角に自動変換するといったルール」をシステム側に設けるなどの対策が必要です。
リアルタイムでエラー通知を出す
全項目を入力し終わって送信したのに、エラーのため、再度入力を余儀なくされる・・・非常に面倒ですよね。
1項目ごとにその場で入力エラーを表示するようにすれば、送信後にエラー表示が出されるよりも面倒はなくなります。
入力例を表示する
入力例を表示していないフォームは、エラーやミスが多発する原因です。どのように入力してほしいかの例を詳しく記載しておきましょう。
まとめ
いかがでしたでしょうか。
大きなコストをかけず、問い合わせを着実に獲得するためにはEFOは比較的取り組みやすい施策です。
自社でフォームの改善ができるという方は今一度入力項目の数は適切か、またユーザーにとって面倒なフォームの形式にはなっていないか、確認してみるのはいかがでしょうか。