Amazon SESを利用する際のベストプラクティス
お客様各位
平素よりサスケをご利用いただきありがとうございます。サスケではメールの到達率を向上させるためAmazon SESをご利用できる環境を提供しております(有償となります)。本記事では、Amazon SESを利用してメールを送信する際の重要な注意点や、信頼されるメール配信を実現するための方法について解説します。メールがスパム扱いされないためには、いくつかの重要なポイントを押さえる必要があります。この記事を参考にいただけますと幸いです。
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メール送信における課題
Amazon SESを利用したメール配信では、受信者からの苦情やスパム報告が増えるとAmazon SESの利用が一時的に停止される制限が課される可能性があります。特に以下のような問題が発生すると、メール送信がスムーズに行えなくなる場合があります。
高い苦情率やスパム判定
受信者がメールを迷惑メールとマークする場合、苦情率が上昇します。その結果、Amazon SESの利用が一時停止となる場合があります。
メールのブランド不明確さ
送信者やブランドが分からないメールは、受信者に不信感を与え、結果としてメールが無視されたり、スパム扱いされる可能性があります。
受信者の許可を得ていないリストへの送信
明示的な同意が得られていないリストへの配信は、信頼性を損なうだけでなく、Amazon SESの利用制限にもつながります。
【課題解決】ダブルオプトインを活用する
ダブルオプトインは、顧客がメールアドレスを登録した際に、さらに確認メールを送信して購読を確定させる方法です。この手法により、以下の問題を解決できます。
苦情率の低下
登録時点で顧客の同意を明確に得るため、不必要なメール配信を防げます。
リストの品質向上
アクティブで信頼性のある受信者リストを作成できます。
導入の流れ
以下のように一度、顧客へ確認を入れることでスパム苦情を大幅に削減することができます。
- 顧客がWebフォームのお問い合わせなどを行った際、自動返信メールにてダブルオプトイン用のフォームを案内する
- 顧客がメールを受け取り、ダブルオプトイン用のフォームで購読する旨を送信する
- 確認がとれた顧客のみをメールマガジンのリストへ追加する
【課題解決】メーリングリストの管理
ダブルオプトインだけでなく、リスト管理も重要です。既存のリストを安全に管理する方法として、許可パスの実施も有効的です。リストの整理により、スパム扱いを避けつつ、メール配信の効果を最大化できます。
苦情率の低下
リスト内のアクティブな受信者だけに絞り込むことで、不必要なメール配信を防げます。
リストの品質向上
アクティブで信頼性のある受信者リストを作成できます。
導入の流れ
以下のように一度、顧客へ確認を入れることでスパム苦情を大幅に削減することができます。
- メーリングリスト内の全受信者に『メール受信を継続したいか』を確認するメールを送信
- 回答がない受信者をリストから削除
- 同意した受信者のみをリストに残す
まとめ
Amazon SESを使って安全かつ効果的なメール配信を行うためには、以下のポイントを押さえる必要があります。
- ダブルオプトインを活用してリストの品質を向上
- 許可パスを実施し、リストの整理を徹底
- メールの一貫性とブランド力を高める
- 受信者にとって価値のある高品質なコンテンツを提供
- 定期的なリスト評価と改善を行う
これらのベストプラクティスを実践することで、受信者の信頼を得ることができ、メール配信の成功率を高めることができます。